キリ [草や木そして花]
名称: キリ
分類: ゴマノハグサ科キリ属
撮影: 2006.5.9 大月市賑岡町強瀬地内
中国原産の落葉広葉樹で、初夏に淡い紫色の花をつけます。
材は、日本国内産の材の中では最も軽く、加工もしやすく、
また熱伝導率が低くて発火しにくい、さらに湿気を通しにくくて
割れたりくるいが出たりしないという、いいことずくめ(?)で、
こうした特徴から家具や金庫の内材、下駄や琴などの楽器の材として、
またかわったところでは文化財の保存用の箱などに用いられています。
このキリについては、わが国では、花や葉が図案化され、
いわゆる「菊の御紋」につぐ高貴な紋章とされてきました。
現代でも「五七の桐」の図案は、慣例的に政府の紋章とされ、
パスポートなどに用いられています。
2006-05-10 01:59
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