檜峰神社境内のコノハズク生息地 [季節の話題]
昨日(6/3)と今日(6/4)に檜峰神社を訪ねました。
標高が1,090mほどあり、とても落ち着いた環境が形成されています。
初夏に、といいますからぼつぼつかな、コノハズクが渡ってきます。
コノハズクは、日本で一番小型のフクロウ科の鳥で、
元来、ユーラシア大陸、アフリカ、インドなどに広く分布し、
わが国には夏鳥として渡来して、繁殖し、秋にはまた南方に帰っていくとされています。
なお、一部で越冬する、すなわち通年で見られることがあるそうです。
この檜峰神社境内一帯は、1958(昭和33)年に、“コノハズク生息地”として
山梨県の天然記念物として文化財指定されていますが、生息地というか繁殖地ですね。
当地が文化財たるゆえんは、単に繁殖地というだけではありません。
1935(昭和10)年に鳥類学者中村幸雄により始めて、「ブッポーソー」という鳴き声が
ブッポーソーという鳥のものではなくコノハズクの鳴き声なのだという事実が
解明された際の研究フィールドだという点にもあります。
まだ当地でのコノハズクの姿も鳴き声も確認したことがありませんが、
機会を見て、お近づきになりたいものです・・・
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