SSブログ

ホトケノザのABC [〔徹底追跡〕ホトケノザ]

181008hotokenoza01.jpg
 秋のホトケノザのお話しです。

 本題に入る前に、「ABC」について、少し触れておきます。これは、日本語で言えば
「いろは」ですね。いいかえれば「はじめの一歩」ということでしょうか。単純ですが
これが「A to Z」になれば「あ・うん」というか「全て」という意味になるようです。
なので、今回の話は、ホトケノザの基本・・・といった感じになりそうです。

 では、本題。 ホトケノザは、シソ科オドリコソウ属の一年草または越年草だそうで
す。その花の時期は、3月から6月とされています。しかしながら、最近では秋も冬も
初夏も花が見られます。

181008hotokenoza02.jpg
 ホトケノザの花の形は、シソ科に共通する唇形花とよばれるもので、上唇はドーム型
で、外面に細かな毛が見られます。下唇は先が2つに分かれ、濃い紅色の斑点が見られ
ます。
 上唇の内側に何か見えますね。それは、オシベとメシベが合わさって存在しているも
のです。自己受粉してしまいそうな感じになっているのですが、それでも唇形の花は、
虫がはいりやすい形で、蜜を求めた虫が潜り込んで、合着したオシベとメシベをくすぐ
ることで受粉が確実に進むようです。

181008hotokenoza03.jpg
 ホトケノザの花が見られる本の方に、小さな濃い紅色の玉のようなもの、これはつぼ
みです。
 今回、あらためてホトケノザの花のことを調べてみたら、おもしろいことがわかりま
した。「閉鎖花」があるというのです。
 つぼみのままの状態で、開花せず内部で自家受粉していく・・・というものです。

 いつも見慣れたホトケノザですが、奥が深いなぁと思われました。
 ちなみに、今回の記事をまとめるに当たって、次の記事がたいへん参考になりました。
  自然観察大学ブログ―ホトケノザ https://sizenkan.exblog.jp/23334183/

(撮影:2018.10.8 甲府市下向山町にて)

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

モズの季節、到来トキワハゼ ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。