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ウマノアシガタ [草や木そして花]

名称: ウマノアシガタ
分類: キンポウゲ科
撮影: 2006.6.4 笛吹市御坂町上黒駒

 国内の各地に分布する多年草です。
山野の日当たりのよいところに生え、春に黄色の5花弁の花をつけます。
その鮮やかな黄色の花弁には、光沢があるのが特徴で、
何でもデンプンを含む細胞層があって、それが光を反射するからだといいます。
そんな輝きのあるせいか、漢字での表記は金鳳花とされる、
キンポウゲという別称があります。

 また、ウマノアシガタを含め、キンポウゲ科の植物には、毒性が見られます。
これはプロトアネモニンという物質が含まれていることによるそうです。


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ラショウモンカヅラ [草や木そして花]

名称: ラショウモンカヅラ
分類: シソ科ラショウモンカヅラ属
撮影: 笛吹市御坂町上黒駒(檜峰神社)

 山地の林床に生育する多年草です。
花冠の長さが4~5cmのシソの仲間としては、とても大きくて
くっきりした紫色で、静かな環境の中で目をひく存在です。

 ラショウモンカヅラの名の由来ですが、
    源頼光の家来であった渡辺綱が,
    平安京(京都)の正門である
    羅生門(羅城門)に住む鬼を退治をした際に
    切り落とした鬼の腕に見立てたもの
との説明が、webサイト『広島県の植物図鑑』に見られました。


マイヅルソウ [草や木そして花]

名称: マイヅルソウ
分類: ユリ科
撮影: 2006.6.4 笛吹市御坂町上黒駒

 各地の比較的標高の高い山地の木陰に生える多年草です。
花は初夏に4弁の白い総状花序をつけます。


エゾタチツボスミレ [草や木そして花]

名称: エゾタチツボスミレ
分類: スミレ科
撮影: 2006.6.4 笛吹市御坂町上黒駒

 中部地方以北の日当たりのよい山野に分布する多年草です。
スミレの仲間のなかでは、背が高く、大きめの葉を広げます。
花は初夏に見られ、比較的淡い紫色をしています。


トチノキ [草や木そして花]

名称: トチノキ
分類: トチノキ科トチノキ属
撮影: 2006.6.4 笛吹市御坂町上黒駒(檜峰神社境内および周辺)

 トチノキは、北海道から九州にいたる各地の
深山の沢沿いに分布する落葉高木です。
 最近では、公園内や街路樹などとしても見られますので、
下界でもその花が見られますが、すでにそうしたトチノキの花は終わっています。
しかし標高1000mでは、まだ白い塔状の花が盛りを迎えていました。

 檜峰神社の社叢は、杉などの針葉樹に混じって、トチノキも多く見られ、
葉の緑がとても美しくひろがっていました。


まだフジが・・・ [季節の話題]

 檜峰神社を少しくだったところだから、標高900mくらいでしょうか。
まだフジが咲いていました。
 ちょっと高いところに咲いていたので、ちょっと画像があれています。
黒いゴミみたいなのは、カラスアゲハです、たぶん。

 カラスアゲハは、なかなか近くで見ることができなくて
翔んでいるのはよく目にしますが、とても早く翔びますので、
翔んでるの見つけて追いかけてもすぐに振り切られてしまいます。

 カラスアゲハなどのスピードとか、アサギマダラなどの長距離フライトとか、、、
こうした蝶は、小さな体のどこから、そのパワーをうみだすのでしょうか。


アサギマダラ [蝶などの虫のなかま]

名称: アサギマダラ
分類: マダラチョウ科
撮影: 2006.6.4 笛吹市御坂町地内

 アサギマダラと思われる蝶が、標高約1000mの
御坂山地の中腹で、ヤブデマリの花にとまっているのを
撮影しました。

 アサギマダラは、日本全土で見られるものの暖地の蝶で、
北海道から東北地方の中・北部には土着しないそうです。
 さらに最近の調査研究によると、この蝶は大規模な移動(渡り)
をすることがわかってきたそうです。

 2006年6月4日付けの朝日新聞には次のような関係記事が見られました。

 この記事では、今、大分県の国東半島の沖合にある姫島で、
約4千頭ものアサギマダラが繁殖のための栄養を、スナビキソウという
海岸植物に求めているとのことを紹介しています。
 記事では、マーキング調査の結果、南西諸島で発生したアサギマダラが
姫島を経由し、本土各地へ1千キロもの旅をすることにもふれています。

 さてアサギマダラのマーキング調査ですが、各地で多くの人が参加しているようです。
そのためのHPがあることもわかりました。その1つ『アサギネット』がありますので、
次に紹介させて頂きます。

 アサギマダラの移動調査ネット URLはhttp://www2h.biglobe.ne.jp/~pen/asaginet000.htmです。 


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檜峰神社境内のコノハズク生息地 [季節の話題]

 昨日(6/3)と今日(6/4)に檜峰神社を訪ねました。
標高が1,090mほどあり、とても落ち着いた環境が形成されています。
 初夏に、といいますからぼつぼつかな、コノハズクが渡ってきます。

 コノハズクは、日本で一番小型のフクロウ科の鳥で、
元来、ユーラシア大陸、アフリカ、インドなどに広く分布し、
わが国には夏鳥として渡来して、繁殖し、秋にはまた南方に帰っていくとされています。
なお、一部で越冬する、すなわち通年で見られることがあるそうです。

 この檜峰神社境内一帯は、1958(昭和33)年に、“コノハズク生息地”として
山梨県の天然記念物として文化財指定されていますが、生息地というか繁殖地ですね。
 当地が文化財たるゆえんは、単に繁殖地というだけではありません。
1935(昭和10)年に鳥類学者中村幸雄により始めて、「ブッポーソー」という鳴き声が
ブッポーソーという鳥のものではなくコノハズクの鳴き声なのだという事実が
解明された際の研究フィールドだという点にもあります。

 まだ当地でのコノハズクの姿も鳴き声も確認したことがありませんが、
機会を見て、お近づきになりたいものです・・・


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ヤグルマソウ [草や木そして花]

名称: ヤグルマソウ
分類: ユキノシタ科ヤグルマソウ属
撮影: 2006.6.3 笛吹市御坂町上黒駒(檜峰神社境内)にて

 北海道西南部から本州、朝鮮半島にかけて分布する多年草です。
林地の谷筋に生育するもので、地下茎をもつため、群集して見られることが多いようです。
 先が浅く五つに裂ける矢羽根のような形をした小葉が、まるく5枚並ぶ特徴的な葉を
持つことから、“矢車草”の名があります。

 花の時期は6月から7月で、高さが1mにもなる花茎に白い花が群れ咲きます。
この写真では、まだ花茎は十分に伸びきってなく、つぼみのような段階です。


昨日の日・今日の月 [空や気象・天体など]

 昨日(6/3)の日没時、赤い太陽が見られました。
“見られました”っていうのも変ですが、空気の層を通過する過程で
赤くなり、さらに空気の層の状態で減光され、形がつかめる現象がおこります。

 今日(6/4)の17:50ごろの月です。
この時間に天頂よりいくらか東南で、月齢は7.9。
ということは“半月”・・・。


ハクセキレイ [鳥やけもの]

名称: ハクセキレイ
分類: セキレイ科
撮影: 2006.6.3 笛吹市御坂町成田(県立博物館構内)

 ハクセキレイは、河川を生活の場の中心としている鳥ですが、
河川を離れたところにも見かけられることがけっこうあるようです。
 体はスマートで、白い顔に黒い眼過線が見られ、
胸が黒いのが特徴です。

 午前に草取りをしたところ、夕刻になって、うごめく虫をついばみに
やってきたところを撮影したものです。


ソバ [草や木そして花]

名称: ソバ
分類: タデ科ソバ属
撮影: 2006.6.2 笛吹市御坂町成田(県立博物館構内)にて

 ソバは、中国原産の一年草です。

 ソバが、タデの仲間だなんて、これまで思いも寄りませんでした。
ソバ食う人も好きずき・・・? ソバを受け付けない人もいるようです。

 写真のソバは、昨年栽培したものから種がこぼれ、自然に生えてきたものです。
この時期なので、夏ソバというところでしょうか。


オオキンケイギク [草や木そして花]

名称: オオキンケイギク
分類: キク科ハルシャギク属
撮影: 2006.5.22 甲府市下曽根町にて

 北アメリカ原産の多年草です。わが国には明治時代の中頃に
入ってきたようです。
初めは園芸種として栽培されていたのですが、
戦後になって野生化したとされています。
きわめて強健な性質で、病害虫にも強く、雑草にも負けないので、
道路の路肩や河川敷など、集団的な美化用として各地に広まっています。

 ちょっとみるとコスモスのような姿をしていて、初めて見た時「黄色いコスモス?」
なんて思ったりもしましたが、ともかくオオキンケイギクの黄色は力強いですね


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