オトシブミの落とし物 [蝶などの虫のなかま]
都留市川棚の勝山正八幡神社の脇を流れる用水路に
鉄板の蓋が架かっているところがあり、その鉄板の上にいくつか
こんな形をした“落とし物”が見られました。
オトシブミの落とし物です。
オトシブミは、クヌギなどの若葉を、あごで切り、組み立てて
揺り籠のような形にし、その中に卵を産みつけます。
それがもとの葉から切り離され、地上に落ちたものは、
昔から人の目にとまり、人に渡す手紙で、直接渡すのをはばかるようなとき
その人の必ず通るところにおいておくという“落とし文”になぞらえて
この名が付けられているそうです。
なお、オトシブミの成虫は、ゾウムシやチョッキリなどと親戚筋の甲虫で、
オトシブミ科を構成します。
いくつか種が知られていますが、ポピュラーなのがナミオトシブミ。
これは、何なんだろうか。
別目的で歩いているところだったので、どんな葉を使っているのかなど、
細かには見ることができませんでした。
ネットで見ると、これを拾ってきて、成虫がかえるのを観察している
方もおられるようで、今度であったらそうしてみようかな・・・とも。
(撮影: 2007.5.10 都留市川棚・勝山正八幡神社周辺で)
命名の仕方が、とっても趣き深くてよろしいですよね。
いいお話をききました。
by かわず (2007-05-12 22:03)
次の記事を、用意している最中にコメントいただいちゃいました。
かわずや様 コメントありがとうございました。 次のお話も楽しんでね(先刻ご承知かも知れませんが・・・)
by bnvn06 (2007-05-12 22:22)