オンブパッタの雌雄 [蝶などの虫のなかま]
オンブバッタです。
大きなのが小さいのを負んぶしてました。
よく目にすることのある状況で、オンブバッタの名もそこからおこっています。
子どもの頃は、これを見ててっきり親子だと思っていました。
虫にも仲のよい親子がいるんだなぁ、と。
真上から見ると、ずいぶんと小さい方が脇にずれていて、
負んぶというのには、無理がある、落っこちそうですね。
さて、この組み合わせですが親子ではなく、オスとメスなのでありました。
小さいのがオス、大きくて負んぶしている方がメスです。
言い方を変えれば、オスがメスにしがみついている、そんな感じです。
オンブバッタは、こうしてカップルをつくり、脇にずれたオスのおなかの先が
メスのおなかに伸びて、やがて交尾に至るということです。
子孫を残していく生き物の営みの一つの形なんですね。
(撮影:2013.9.7 南アルプス市東南湖にて)
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