悲しそうなタヌキ [鳥やけもの]
元日の昼下がりのことでした。
米倉山の散策にでたとき、農道を徒歩で上っていく際に、このような光景にであいました。
道ばたに、少し変わったイヌのような生き物がいたのです。
なかなか逃げ出しそうにないことをいいことに、少しずつ間合いを縮めていきました。
するとこちらに気付いたようで、顔を向けてきたのですが、それが何とも悲しげな表情。
ともかくイヌではなく、タヌキのようだとの思いがわきました。
でもタヌキは夜行性の生き物だとも聞いたことがあるので、やや不安でしたが。
その次には、さらに下を向きちょっと苦しげにも見える仕草を見せました。
病気なんだろうか・・・。
ここまで近づいたとき、ヌクッと立ち上がり、背後の茂みに消えていきました。
姿を隠す直前に、やはりこちらに視線を送ってきたのです。
やはり病気のようです。大丈夫なんだろうか。よく見ると皮膚病にもかかっているみたいです。
それと、立ちあがった全体の姿からタヌキだと。
タヌキが入り込んだ藪は、御崎明神の神域でもありました。
なので神のご加護を祈りつつ、その場を後にした次第でありました。
この記事を書くのに当たってネットで調べて見たところ、タヌキにもカイセンという皮膚病がある
ということがわかりましたが、それかどうかは定かではありません。
(撮影:2014.1.1 甲府市下向山町・米倉山にて)
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