オオスズメバチ [蝶などの虫のなかま]
大きなクヌギの木の目の高さ辺りに、オオスズメバチが群れていました。
樹液を集めに来ているのだろう・・・くらいに見て、そこを通り過ぎましたが。
大きなクヌギの木から10mたらずのところの、切り通しの法面に
オオスズメバチの巣が見つかりました。
怖いもの見たさで、少しずつ近寄って観察しました。
巣の入口付近のようすですが、外側に向かって待機状態のものと、
それとは別のものと、役割分担がされているようでした。
入口に一番近いハチは、よく見ると、羽を高速に羽ばたかせていることがわかりました。
以前に聞いたことがありますが、巣の内部の温度が上がりすぎないように、
入口で中に風を送る仕事をする役割のハチくんだったようです。
また巣の外壁をなめるようにしている個体は、
どうやら営繕工事を担当するもののようです。
確かな証拠を得たわけではないですが、先ほどのクヌギの木では、
きっと樹液を得ているのではなく、木の繊維を顎で削り取っているのではないかしら。
そして口の中で、それを加工して、セルロース分を材料に、
巣作りをしているのが、こちらのハチくんなのではないでしょうか。
ちなみに、このオオスズメバチは、単にスズメバチといわれることが多く、
またクマンバチという別称もあるそうです。
肉食性で、ミツバチや他のハチを集団で襲うこともあり、
時に人に向かうこともあるようです。
刺激をしないように、そうっと、そおっと、そっと、お付き合いをしなくては・・・。
(撮影: 2008.9.8 笛吹市八代町米倉にて)
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