トリカブトの花 [高地・高原の自然]
そこにトリカブトの群落がありました。
トリカブトの花、濃いめの青紫色をした兜のような、独特の形をした花です。
一説に、舞楽の舞手が被る鳥兜の形に似ることから来ている名前だとも・・・。
それがいくつも集まって、群落を形成していました。
キンポウゲ科トリカブト属のこの花には、潜るようにしてマルハナバチの仲間が
食べ物(花粉か蜜か)を求めていました。
今回もたんにトリカブトとしましたが、トリカブトにはいくつかの種類があるようです。
そのどれに当たるのか、ちょっとわかりかねましたので、トリカブトのままで行きます。
(撮影:2014.9.13 韮崎市甘利山にて)
ツルボの花 [草や木そして花]
今年は、とんとツルボにお目にかからないなぁ・・・と
そんなふうに思ってはいたのですが、今日、例のツボミを追っかけていた
その隣に、このツルボの花を見ることができました。
このツルボは、ユリ科。そしてあちらのヒガンバナは、ヒガンバナ科。
とくに共通点はないかと図鑑をくっていたら、どちらも単子葉類という
共通項がありました。
(撮影:2014.9.16 南部町内船にて)
ヒガンバナ 咲く前は・・・ [季節の話題]
再びヒガンバナのつぼみを観察しました。
図鑑の説明を確認するようにして、じっくりと観察しました。
咲きはじめは、やはり花茎の上のつぼみの集まりから1つだけが
咲き出すことによるようです。
ちょっと注目なのは、残りのつぼみが咲き始めるときに、
つぼみの先端から、めしべの先がのぞいていることです。
先日、赤トンボがとまっていた彼岸花のつぼみは、こんな感じだったのです。
(撮影:2016.9.16 南部町内船にて)
ヒガンバナ 咲き始めました [草や木そして花]
今週末、9月20日が秋の彼岸の入り。
秋の彼岸と言えば、このヒガンバナの花ですね。郊外の田畑の隅や社寺の境内など
赤い彩りが鮮やかに広がります。
まださきはじめということで、咲いたものより多く つぼみの状態のものが見られました。
こちらが咲いたばかりの1つの花のかたまり。
こちらは1つの花のかたまりの中の 1つだけが咲いた状態のものです。
花のかたまりの付け根に しおれた薄い膜状の苞葉が見られます。
ヒガンバナは40~70cmの花茎の先に苞葉に包まれたつぼみが付き、
その苞葉が裂けて、つぼみが順に開いていきます。この写真は、そんな過程を見せています。
1つだけ開いたものの背後には、まだ苞葉が裂けたばかりの状態が写っています。
ある意味で、秋の到来を静かに告げる一コマといえます。
(撮影:2014.9.13 韮崎市神山町にて)
真っ赤な秋求めて・・・ [季節の話題]
まっかだな・・・ 秋のイメージの一つです。
そんな気分で、真っ赤な秋を求めて、ここにやって来ました。
アキアカネも、もう少し成熟すると、もっと赤くなるのでしょう。
でも、もっと真っ赤なやつが ここにはあるのです。
少し早いかな、でもわずかながらありました。詳細は次回に・・・。
(撮影:2014.9.13 韮崎市神山町にて)
とまっているのは竿の先ばかりではない・・・ [蝶などの虫のなかま]
赤トンボといいますと、あの童謡がまず浮かんできて、
だから竿の先から入りましたが、赤トンボが止まるのは、
竿の先ばかりではないようです。
さて、いったい何に止まっているのでしょうか・・・。
よく見れば、止まっていると言うよりもしがみついているみたいに見えますが。
何に止まっているか、少し難しそうなので、ヒントです。
(撮影:2014.9.13 韮崎市神山町にて)
実りの田にアキアカネ [蝶などの虫のなかま]
田の畦に突き立てられた竿は、多くはスズメなどを寄せ付けない
仕掛けのためにあるようです。
田の面を渡る風に、吹き流しのように、光を反射するテープの束は
そうした役目を持っているようです。
そんな竿の先に止まっているのは、モズだけではありませんでした。
むしろこちらの方が優勢です。赤トンボの仲間です。
そおっと近づいて撮りました。
別な個体です。
もう一つ別な赤トンボ・・・。
今回のトンボは、どれもみなアキアカネではないかと思われます。
(撮影:2014.9.13 韮崎市神山町にて)
実りの田にモズ [鳥やけもの]
韮崎市の郊外では、イネが頭を下げ、黄色く色づいた田から順に、
稲刈りが始まっていました。
そんな景色の中、畦に突き立てられた竹の棒の先に、モズを見ました。
刈り取りが進むと、田んぼの周辺の小さな生き物たちにも動きがあって、
それを待っているのでしょう。
これから秋が深まるにつれ、モズのさえずりが そこかしこで聞かれるように
なっていきます。
(撮影:2014.9.13 韮崎市神山町にて)
たわわに(2) [季節の話題]
甲州市勝沼町は、ブドウの名産地。
そこで見た たわわに実ったブドウ、「甲州」という そのままの品種です。
醸造用、つまりワインを仕込むためのブドウでしょうか。
生食用であれば、秋も深まって霜が降りるくらいになってからいただくと、
あまくて野趣な味わいがして・・・思い出しただけでもたまりません。
(撮影:2014.9.10 甲州市勝沼町下岩崎にて)
たわわに(1) [季節の話題]
甲州市勝沼町は、ブドウの名産地。
そこで見た たわわに実ったブドウ、何という品種かちょっとわかりませんでしたが、
見ているだけで喉がなりました。
(撮影:2014.9.10 甲州市勝沼町下岩崎にて)
もう17日の月 [空や気象・天体など]
東のお山の上から月が昇りました。
暦の上では、旧8月17日。古い言い方では「立待ちの月」というそうです。
実際の月齢は、15.86あたり。
先日の中秋の名月、十五夜の月を雲によって見られずじまいだったので、
十六夜もだめだったので、立待ちの機会を狙っていたのでありました。
(撮影:2014.9.10 甲府市下向山町にて)
緑の輝き ツノアオカメムシ [蝶などの虫のなかま]
カメムシの仲間、ツノアオカメムシです。
お天気があまりよくなく、光が不足してぼやっとの写真になってしまいました。
一瞬、雲間から日が差したとき、別な個体から緑の輝きが放たれているのが目に入りました。
ツノアオカメムシは、この緑の輝きが特徴です。
(撮影:2014.9.2 甲州市大和町・上日川ダムにて)