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フシグロセンノウ [草や木そして花]

名称: フシグロセンノウ
分類: ナデシコ科センノウ属
撮影: 2006.8.6 甲府市黒平町にて

 変わった名前ですが、漢字で表すと「節黒仙翁」となります。

 近縁のセンノウ、すなわち仙翁は、もともと中国から将来された植物で
京・嵯峨野の仙翁寺から世に出たことによるものだそうで、
また同じセンノウの仲間の中で、茎から葉や花茎がでる節の部分が、
やや膨らみをもち黒紫色をしているところから“節黒”とされ、この名が生まれたようです。

 疎林や林縁に生える多年草で、花の時期は7~9月となっています。
濃い緑の下草の中で、朱色ないし赤橙色の5花弁が、とてもつよく目をひきつけます。

 なお、属名にもなっているセンノウの名の由来は、15世紀頃の文献に見えるもので、
1708年にでた『大和本草綱目』では

   センヲウハ嵯峨ノ仙翁寺ヨリ出タルユヘ名ツクト云。仙翁寺今ハナシ

とされていますので、寺は18世紀初めまでには廃されてしまっているようです。


メマツヨイグサ [草や木そして花]

名称: メマツヨイグサ
分類: アカバナ科マツヨイグサ属
撮影: 2006.8.3 笛吹市境川町寺尾にて

 北アメリカ原産の越年草で、わが国には明治ごろに入ってきました。

 子どもの頃は、オオマツヨイグサが、各地の道ばたや土手、空き地などにたくさん見られましたが
いまでは、オオマツヨイグサよりやや遅れてやって来たとされる、このメマツヨイグサやアレチマツヨイグサが
その座をいただいているようです。

 花期は7~9月で、黄色のハート形の花弁4枚が、やさしい感じをもたらしていて、
日本古来の花と思わせてしまうところがあるようです。
花は、宵闇迫る中で咲き始め、翌朝、日が高くなりゆく中でしぼんでいきます。
この画像は、まだ日が出る前の朝5時6分に撮影したもので、日の光が無い分、少しくすんだ色になっています。

 なお、花びらの間にすき間があるものをアレチマツヨイグサ、無いものをメマツヨイグサと呼ぶ場合や、メマツヨイグサの別名がアレチマツヨイグサであるとの説明も見られます。


ルリタテハ [蝶などの虫のなかま]

名称: ルリタテハ
分類: タテハチョウ科
撮影: 2006.7.31 市川三郷町高萩にて

 芦川第3発電所の導水管わきの関連パイプにとまっていました。
かなり距離があったので、あまりいい写真ではありませんが、
黒地に瑠璃色の模様が、ルリタテハであることを示しています。

 


アカタテハ [蝶などの虫のなかま]

名称: アカタテハ
分類: タテハチョウ科
撮影: 2006.7.31 甲府市下向山町にて

 サルスベリの木のふところ枝に、ひっそりととまっていました。
前翅の両端もかなり欠けていて、痛々しい感じがしました。


サルスベリ [草や木そして花]

名称: サルスベリ
分類: ミソハギ科サルスベリ属
撮影: 2006.7.31 甲府市下向山町にて

 夏の花の代表選手の一つ、サルスベリです。

 サルスベリは、中国南部原産の落葉高木。
7~9月の暑い時期に、花を付けますが、
クローズアップしてみるとちょっと複雑な花の形です。
6枚の縮れた花弁で、長いおしべがたくさんあり、特に6本が突出します。
花弁の色は、濃い紅紫色から淡く白に近いピンクまで多様です。

 画像のものは、よく見られるピンクのサルスベリで、
中央市高部と七覚川を挟んだ対岸の、甲府市下向山町の西端で見たものです。


ノシメトンボ [蝶などの虫のなかま]

名称: ノシメトンボ
分類: トンボ科
撮影: 2006.7.31 市川三郷町畑熊地内

 芦川第一発電所の取水口付近での撮影です。

 ノシメトンボは、体が橙褐色で、黒斑ははっきりとしています。
またはねは端の方が、黒っぽくなっています。


ミヤマアカネ(雄) [蝶などの虫のなかま]

名称: ミヤマアカネ(雄)
分類: トンボ科
撮影: 2006.7.31 市川三郷町上野地内

 開花が始まった(*)イネにとまっているミヤマアカネの♂です。
田んぼの中のちょっと奥の方で、ちびデジカメの望遠では
こんなところが精一杯の画像でありました。

 雌に比べて、体が赤みがつよく、はねの両端の帯の部分の前側の
部分が白でなく赤っぽくなっています。

*)おっと、いったん投稿後、画像を再度点検したところ
  この水田では、まだ出穂は遅れているようです。


ミヤマアカネ [蝶などの虫のなかま]

名称: ミヤマアカネ(雌)
分類: トンボ科
撮影: 2006.7.31 市川三郷町上野地内

 上野地内といっても、芦川を遡った一番上流側の辺りです。

 ミヤマアカネは、はねの先の方に幅広い褐色の帯があるのが特徴で、
その前よりに白い部分が見られるのは、♀です。

 夕暮れが迫っていて、少し暗いところだったので、
フラッシュ機能(強制発光)をしていますので、光の調子が
少しきつくなっていますが・・・


イネ [草や木そして花]

名称: イネ
分類: イネ科イネ属
撮影: 2006.7.31 市川三郷町下芦川にて

 夏の時期が、盆地に比べて短い芦川渓谷では、
もうイネの花が咲いていました。

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