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ボタンヅル [草や木そして花]

名称: ボタンヅル
分類: キンポウゲ科センニンソウ属
撮影: 2006.8.7 市川三郷町上野にて

 白い4つの花弁の清楚な花です。
もっとも、白い花弁に見えるのは、実は萼(がく)片で、
花弁はないのだそうです。
 つる性の多年草で、葉が牡丹の葉に似ているので
この名がついたとされています。

 花期は8~9月で、この写真の撮影は、まだ咲き始めの
8月の7日ですが、ずっとその名が分からないまま経過してしまい、
8月も終わろうとしている今になって記事となりました。
 今頃は、もっとたくさん花が開き、“清楚な”とは
違う印象になっているかもしれませんが・・・


キンミズヒキ [草や木そして花]

名称: キンミズヒキ
分類: バラ科キンミズヒキ属
撮影: 2006.8.7 市川三郷町上野にて

 7~10月に黄色の小さな花をつける多年草です。
山間の道端や林縁などに生育するもので、
ここに取り上げたものも、そんな少し山に入りかけた道のわきで
20日あまり前に見たものです。
 日陰のため黄色の発色はあまりよくありませんでしたが、
このほどちょっといい図鑑を購入してはじめて、その名前が分かったので
とりあげてみました。


ゲンノショウコ [草や木そして花]

名称: ゲンノショウコ
分類: フウロソウ科フウロソウ属
撮影: 2006.8.28 都留市川棚・勝山城跡にて

 ゲンノショウコは、フウロソウ科の多年草です。
花期は7~10月で、紅色から白まで、濃淡の幅があるようで、
関東地方では、白いものが多いそうです。

 また、ゲンノショウコは、昔から薬草として用いられてきて、
腹痛などに効果があるのだそうです。


ウド [草や木そして花]

名称: ウド
分類: ウコギ科タラノキ属
撮影: 2006.8.26 中央市乙黒にて

 少し前に、タラノキの花をのせましたが、そのとき、
一見して、ウドににている、といったことを書きました。
比べてみてください。たいへん似ています。

 “ウドの大木”ということばがありますが、
まさに“大木”状態になったウドに、こうした花がつきます。

■ これまでの関連記事の紹介・・・
   タラノキ http://blog.so-net.ne.jp/bnvn06/2006-08-16-1
   シシウド http://blog.so-net.ne.jp/bnvn06/2006-08-09-1
 (注)後者のシシウドは、セリ科で、花の形や名前は似ていますが、まったくの別種です。


ヒルザキツキミソウ [草や木そして花]

名称: ヒルザキツキミソウ
分類: アカバナ科マツヨイグサ属
撮影: 2006.8.26 甲府市川田町にて

 十郎川河畔に咲いていました。
園芸種が逃げ出したのでしょうか。
とても強い性質があり、野生化できたようです。
一般的なメマツヨイグサなどの夜に開花する仲間と違い
昼咲きなのが特徴で、名前の由来もそこにあります。


クサネム [草や木そして花]

名称: クサネム
分類: マメ科カワラケツメイ属
撮影: 2006.8.26 中央市乙黒にて

 マメ科の花が続きますが、こちらは薄い黄色の花が印象的です。
田の畦や池畔、湿地などに生育する一年草で、
8~10月が花期となっています。
 実際に、この画像は、田の畦というよりは、畦から少し田んぼの中に入った
水の中に生えていました。

 このクサネムは、カワラケツメイに似ていて、カワラケツメイよりは、
柔らかな存在です。

〔訂正〕 この記事は始め「カワラケツメイ」として書き込みをしましたが、
    先ほど、もう少し詳細な図鑑を購入してきて、チェックする中で、
    誤りであることが判明しました。訂正いたします(2006.8.28 22:36)


ツルマメ [草や木そして花]

名称: ツルマメ
分類: マメ科ダイズ科
撮影: 2006.8.26 中央市乙黒にて

 一年生つる草のツルマメですが、こちらはクズのミニチュア版みたいです。
花期は、8~9月。
またツルマメは、ダイズの原種ともいわれているそうです。


クズ [草や木そして花]

名称: クズ
分類: マメ科クズ属
撮影: 2006.8.26 中央市乙黒にて

 神明川左岸の土手の上にある木を覆いつくしたクズです。
紅紫色の花をたくさん付けていました。

 クズは、多年生つる草で、根は、肥大したものを採取してくず粉を取ったり、
「葛根(かっこん)」といって、薬用になったりします。


エンマコオロギ [蝶などの虫のなかま]

名称: エンマコオロギ
分類: コオロギ科
撮影: 笛吹市石和町にて

 ふつうコオロギというと、このエンマコオロギのこと、そんな代表選手です。
だいぶ前の図鑑には、8~11月が成虫期とされていますが、
最近、もう少し早くからいるような気がしないでもありません。

 コオロギが家の中まで、入ってきてこんな写真撮れるなんて、あまりないこと・・・
でも、なかなかピントが合わず(AFのため)、10数カット撮影したなかで、
いちばんまあまあなやつを見ていただくことに・・・
 石和温泉駅前のとある料理店のお座敷で、歓談中、
ひとり、腹這いになっての撮影です。


ススキ [草や木そして花]

名称: ススキ
分類: イネ科ススキ属
撮影: 2006.8.22 笛吹市境川町藤垈にて

 あちらこちらで、ススキの穂を見かけるようになりました。
穂には、イネ科に特有の小さな花がじょじょに開きます。
花の時期は、8~10月。

 ススキは、秋の七草の一つ、尾花にあたるもので、
やがて来る仲秋の名月を拝する折りには、欠かせないものです。

 でも、何といっても、名曲“旅の宿”ですね、ススキで連想するのは。
熱燗のとっくりの首をつまんで、さあさあ、もひとつ、いや~、どうも・・・
そんな季節がめぐってくる・・・
後半は、連想ゲーム的発想による、秋の到来のお話でした。


オオバコ [草や木そして花]

名称: オオバコ
分類: オオバコ科オオバコ属
撮影: 2006.8.16 富士河口湖町小立にて

 各地の道や広場など、人に踏まれるところに生育する多年草です。
踏まれ強いので、他の植物がくじけても、このオオバコだけは元気に育ちます。
が、踏まれることがなくなると、他の植物が侵入してきて、
それらに負けてしまうのだそうです。

 踏まれ強いことで、踏まれることが多い地面に、しっかりと生育できるという
少し変わった植物。
人ととの関係の中で、はじめて生きていける・・・というわけなのかな・・・

 撮影した場所は、駐車場として利用されている空き地、
あまり利用度が高くないのか、他の植物もかなり入ってきているようです。
がんばれ、オオバコ!
 そういえば、子どもの頃、このオオバコの花茎を抜き取って、友達と
よく“ひっぱりっこ”という遊びをしたものです。


キョウチクトウ [草や木そして花]

名称: キョウチクトウ
分類: キョウチクトウ科キョウチクトウ属
撮影: 2006.8.22 笛吹市境川町藤垈にて

 こちらもまた中央自動車道の境川パーキング付近での、キョウチクトウです。

 キョウチクトウは、インド原産の常緑低木。
インドがもともとのお里だけあって、本州の東北南部以南の比較的温暖な地に
分布するもののようです。
花の時期は、7~9月で、紅色の花をつけますが、園芸種もあり、
シロバナキョウチクトウのように白い花も見られます。


タカサゴユリ [草や木そして花]

名称: タカサゴユリ
分類: ユリ科ユリ属
撮影: 2006.8.22 笛吹市境川町藤垈にて

 テッポウユリに似ていますが、葉の形が違い、
このタカサゴユリは、細い葉が特徴です。

 中央自動車道の境川パーキング付近の高速道路のり面には、
今、たくさんの白いタカサゴユリが咲き乱れています。


キタテハ [蝶などの虫のなかま]

名称: キタテハ
分類: タテハチョウ科
撮影: 2006.8.7 市川三郷町上野にて

 何頭か、飛び交っているのが見られ、しばらくすると葉にとまってじっとしている・・・
そんな光景が見られました。
 とまったときは、たいてい翅を閉じていました(写真上)。
はじめ、エルタテハと同定してしまいました。やや困難を伴い、ひょっとしたら、違うんじゃないか・・・
やはり、違いました。6月10日に続き2回目のキタテハとなりました。

 一方の、エルタテハは、後ろばねの裏面の中程に、白っぽい「L(アルファベットのエル)」の形の
紋様が特徴で、名前もそこから来ています。
この画像でもそれらしく見えないこともないですが、
本当のエルタテハのエルは、もっとしっかりしている、(らしい・・・)

 野生のクワなどの葉にとまったとき、ときどき、はねを開いたり閉じたりします。
開いた時にうまい具合に撮れたのが、後の方の写真です。
かなりの距離(5mあまり)がありましたので、望遠撮影でも
ちいさなレンズなので、くっきりとは、とらえきれません。


ゴマ [草や木そして花]

名称: ゴマ
分類: ゴマ科ゴマ属
撮影: 2006.8.7 中央市高部にて

 淡いピンクをしたゴマの花です。
ゴマのことに詳しいサイト(http://www.katagi.co.jp/katagi_hp/kenko/truth/biology.htm)によれば、
白ゴマは、白い花を咲かせ、この画像のようなピンクの花は、黒ゴマだと・・・

 熱帯アフリカ原産の一年草だそうですが(インド原産とする説もあるようで)、
胡麻との表記もあることから、中央アジアを経て、古代に中国からもたらされたと見られます。


アブラゼミ [蝶などの虫のなかま]

名称: アブラゼミ
分類: 半翅目同翅亜目セミ上科
撮影: 2006.8.7 中央市高部にて

 夏といえば、やはりセミさんが出てこないと・・・
山梨のあたりでは、やはりアブラゼミが代表格かな。
7月から9月にかけてが発生の時期ですが、
今年は、なかなか梅雨が終わらずに、セミさんたちもたいへんだったんだろうな
なんて思って、つい同情してしまいます。

 写真は、桃の木の樹液を吸っているところです。


タラノキ [草や木そして花]

名称: タラノキ
分類: ウコギ科タラノキ属
撮影: 2006.8.7 中央市高部にて

 はじめ、ウドかしらと思いました。
そう思っても無理はないのですが・・・なぜなら、ウドも同じタラノキ属なので・・・

 それで、この撮影の時は、とても強い夏の日差しがあって、
辺りに誰か人がいるなどと思いもしないで近づいたところ、
日陰で一休みしている、この畑のおばあちゃんがいたので、
「これは、ウドの花ですか」って聞いたら、「いえぇ、タラですよ」って教えてくれました。
「春には芽を天ぷらなどにして食べるとおいしくて、来春きて、採ってて味見て」とか
とても暑い日の盛りに、とても熱いお言葉をいただき、ただ感謝の言葉を述べ
「写真に撮らせてもらえば十分なんですが・・・」と、お許しをいただいて
畑の中に入らせていただき撮影した次第です。


ナス [草や木そして花]

名称: ナス
分類: ナス科ナス属
撮影: 2006.8.7 中央市高部にて

 おなじみのナスの花です。
ナスは、いまでこそ、一年中、スーパーの野菜コーナーなどに並び
季節感が失われてきていますが、もともとはインドが原産とされ、
暖かい地方の作物だったようで、わが国には古代に伝わり、
長く夏野菜の代表選手として親しまれてきたようです。

 お盆には、ナス馬をつくります。
子どもの頃、ナスに四肢をさしこんで、麺の手綱をつけ、
「ご先祖さんが、乗ってくるのりものだ」と教えられたものです。


ノカンゾウ [草や木そして花]

名称: ノカンゾウ
分類: ユリ科ワスレグサ属
撮影: 2006.8.7 中央市高部にて

 本州以南の土手や草原などに生える多年草です。
花の時期は7~9月。
ノカンゾウは一重咲きで、この花と近い種のヤブカンゾウは、八重咲きです。

 中国では、この花を見て憂いを忘れる・・・という故事があるそうで
この花のことを忘れ草というのだそうです。

***これまでのヤブカンゾウの記事 http://blog.so-net.ne.jp/bnvn06/2006-07-18


カミナリが元気に・・・ [空や気象・天体など]


 昨晩(8/10)、7時頃、大気が不安定になり、
甲府盆地では、南西部を中心に、盛んにカミナリが発生し、
しきりに落雷がありました。
 先ほどのTVのローカル・ニュースでは、火災や停電など、
カミナリの影響が各地で見られたことを伝えていました。
今日も午後、カミナリを伴った雨が降る天気が予想されるようです。

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シモツケソウ [草や木そして花]

名称: シモツケソウ
分類: バラ科
撮影: 2006.8.6 山梨市牧丘町北原・乙女高原にて

 シモツケソウは、別な植物であるシモツケに似るところからこの名があります。
バラ科の多年性の草本で、シモツケの方は木本です。

 乙女高原では、代表的な花の名前が、いくつか設置してあり、
ワンポイントの特徴をコメントしていて、とてもわかりやすく勉強になります。
シモツケソウについては、「ピンクの綿菓子」とありました。


ノハラアザミ [草や木そして花]

名称: ノハラアザミ
分類: キク科アザミ属
撮影: 2006.8.6 山梨市牧丘町北原・乙女高原にて

 山地の草原によく見られる多年草です。
花の時期は、8月から10月まで。
このとき、マルハナバチの仲間がやってきました。


クガイソウ [草や木そして花]

名称: クガイソウ
分類: ゴマノハグサ科クガイソウ属
撮影: 2006.8.6 山梨市牧丘町北原・乙女高原にて

 これも山地の日当たりのよい草原に生える多年草です。
7月から8月にかけて花穂に、小さな青紫色の花をつけます。


タチフウロ [草や木そして花]

名称: タチフウロ
分類: フウロソウ科フウロソウ属
撮影: 2006.8.6 山梨市牧丘町北原・乙女高原にて

 山地の草原に見られるフウロソウ科の多年草です。
花の時期は、8月上旬から9月中旬で、白といってもいいほどの
淡紅色の5弁の花は、直径が2.5~3cmほどです。
放射状に見える赤紫の筋が特徴で、見ていてとても清楚な感じがします。


ヤマハギ [草や木そして花]

名称: ヤマハギ
分類: マメ科ハギ属
撮影: 2006.8.6 山梨市牧丘町北原・乙女高原にて

 ヤマハギは、マメ科ハギ属の代表的な、落葉低木です。
秋の七草にある萩は、これとされて、古代より和歌などにもよく詠まれてきました。


イタドリ [草や木そして花]

名称: イタドリ
分類: タデ科ミチヤナギ属
撮影: 2006.8.6 山梨市牧丘町北原にて

 乙女高原から林道を少し奥に進んだ、林道脇でみました。
イタドリは、あちこちの道ばたや土手などでよく見かけるタデ科の多年草です。
白く小さな花は、7月から10月にかけて咲きます。

 むかし、子どもの頃、このイタドリの茎を折ってとり、
皮をむいてフキみたいになったヤツをそのままガブリとやったものです。
すごく、すっぱい・・・ 思い出しただけで口の中が酸っぱくなってしまいます。


ヒヨドリバナ [草や木そして花]

名称: ヒヨドリバナ
分類: キク科ヒヨドリバナ属
撮影: 2006.8.6 山梨市牧丘町北原・乙女高原にて

 これまた山地の草原に生えるもので、菊科の多年草です。
花期は、8月から10月です。


シシウド [草や木そして花]

名称: シシウド
分類: セリ科シシウド属
撮影: 2006.8.6 山梨市牧丘町北原・乙女高原にて

 これも山地の草原や登山道沿いなどでよく見かけるものです。
比較的草丈の大きい多年草です。
花期は、8月からところによって11月頃までとなっています。
花の後、実を結ぶと枯れてしまうそうです。
いかにもセリ科という感じの白い花は、上から見ると白い大輪の花火みたいです。

***これまでに見たセリ科の花
  セリ       http://blog.so-net.ne.jp/bnvn06/2006-06-23
  ニンジン    http://blog.so-net.ne.jp/bnvn06/2006-06-24


キンバイソウ [草や木そして花]

名称: キンバイソウ
分類: キンポウゲ科キンバイソウ属
撮影: 2006.8.6 山梨市牧丘町北原・乙女高原にて

 山地の草原に生えるキンポウゲ科の多年草です。
 花の時期は、7~8月で、すでに咲き始めて時間を経たものも見られましたが、
つぼみもまだ多く見られました。
 そういえば、ここ乙女高原で、継続的に、環境の保護や利用ガイドなどに
取り組んでいる方のお話では、いつもの年より、一週間程度遅れが見られるとのこと。

 なお、黄色の花弁に見えるのは萼で、ほんとの花弁はオシベのように見える細いのだそうです。
またほかのキンポウゲ科の植物にもよく見られるところですが、毒性があるとのことです。


コオニユリ [草や木そして花]

名称: コオニユリ
分類: ユリ科ユリ属
撮影: 2006.8.6 山梨市牧丘町北原・乙女高原にて

 適度に湿り気のある明るい原野に見られる多年草です。
花の時期は、7~8月。
 オニユリより花がやや小さいのでこの名があるともいわれますが、
オニユリより大きな花を咲かせることもあり、
二つはたいへんよく似ているようで、ひとつの見極め方として
むかごの有無がいわれています。
オニユリにはありますが、こちらのコオニユリにはありません。

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