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赤トンボ飛ぶ [季節の話題]

 先日(7/3)、笛吹川左岸堤防で、まだそう赤くない
赤トンボが群れて飛ぶのを見ました。
 おそらくアキアカネだと思われますが、そうだとすると
今の時期に発生したアキアカネの成虫は、これから
集団で山へ移動し、夏越しをします。
そして、10~11月に、平地におりてきて、繁殖期を迎えるのです。
 アキアカネだといいましたが、飛んでいるのをつかまえたのではないので、
断定はできません。腹の方がいくぶん黒っぽく見えるので、
あるいは、シノメトンボの可能性も少し残ります。


ヘクソカズラ [草や木そして花]

名称: ヘクソカズラ
分類: アカネ科ヘクソカズラ属
撮影: 2006.7.3 笛吹市下曽根町の笛吹川左岸堤防にて

 アカネ科の多年生つる植物です。
一般的な存在です。家の庭にもはびこってこまっています。

 ヘクソとは、あまりいい言葉ではないですね。
“はびこる”というような、人からみてマイナスの位置づけであることや
独特な臭気を放つことから、いい名前をもらえなかったのかなぁ・・・
 図鑑に、サオトメカズラ(早乙女葛)の別名がある・・・
(小学館『自然大博物館』1992)・・・との記述も見られましたが、
この別称の方は、ちょっといいですね。

 花の時期は、8~9月とされていますので、今回の画像は
その“はしり”ということになりましょうか。


シジミチョウ科のチョウなんだけど [蝶などの虫のなかま]

名称: はっきりわかりません
分類: シジミチョウ科ヒメシジミ亜科
撮影: 2006.7.4 甲府市下向山町にて

 ヘクソカズラの葉にとまって休んでいるシジミチョウ科のチョウです。
ヤマトシジミかと思うのですけど、前翅の裏の紋様が少し違う感じがします。
この点で、ルリシジミかなとも思うのですが、後翅の点紋が違うようです。
では、ゴマシジミでしょうか、う~ん、少し違う気もするなぁ。
結局、わかんない・・・


サトキマダラヒカゲ [蝶などの虫のなかま]

名称: サトキマダラヒカゲ
分類: ジャノメチョウ科ヒカゲチョウ亜科
撮影: 2006.7.4 笛吹市一宮町国分・金川の森公園内

 かなり厳しい角度での撮影で、もう少し・・・
と思って体勢を変えつつ忍び寄ると、ぱっと飛んでいってしまいました。
確認のため、ネットで検索してみると、皆さん、とてもいい写真を載せておられます。
よぉ~し、次はもっといいのを撮ってやる・・・!!


マルカメムシ [蝶などの虫のなかま]

名称: マルカメムシ
分類: マルカメムシ科
撮影: 2006.7.4 笛吹市一宮町国分・金川の森公園内にて

 金川の森公園内を歩き回り、金川の土手に出た辺りで
着ていたワイシャツをはい回るその存在に気付きました。

 マルカメムシは、大豆などのマメ科の植物を食害するので、
人にとってはあまりいい存在ではないようです。
とくに、クズの葉に大量発生することがあり、それが人家までやってきて、
家の中に入り込んだり、洗濯物に付いたり・・・
何よりカメムシの仲間に共通の、不快な臭いを出すので嫌われがちです。

 このマルカメムシが、とりついた辺りの金川の土手には、
クズが勢いよく伸びつつある状況が見られ、
マルカメムシの領域を侵したことを実感しました。


アオハダトンボ [蝶などの虫のなかま]

名称: アオハダトンボ
分類: カワトンボ科
撮影: 2006.7.3 甲府市下曽根町の笛吹川左岸河川敷にて

 先ほどのハグロトンボと同じ場所で見かけました。
別個体なのですが、ほんとはどちらか一つの種なのかも知れません。
ハグロトンボとたいへんよく似ているのですが、
ハグロトンボの方が羽の幅が狭いのだそうです。


ハグロトンボ [蝶などの虫のなかま]

名称: ハグロトンボ
分類: カワトンボ科
撮影: 2006.7.3 甲府市下曽根町地内の笛吹川河川敷にて

 笛吹川の河川敷の若いエノキの木のふところに
潜んでいました。


シマメイガ亜科の蛾 [蝶などの虫のなかま]

名称: シマメイガ亜科の蛾だけどよくわからない
分類: メイガ科シマメイガ亜科
撮影: 2006.7.4 笛吹市一宮町国分・金川の森公園内で

 螟蛾の仲間の蛾です。
金川の森公園内の林地の周りの草原で見かけました。
メイガ科の中のシマメイガ亜科の一種と見られますが、
候補がたくさんあってよく分かりませんでした。


七夕飾り [季節の話題]

 7月7日は五節句の一つ「七夕」です。
梅雨空が広がり、星は見えない晩になりました。


ヒメウラナミジャノメ [蝶などの虫のなかま]

名称: ヒメウラナミジャノメ
分類: ジャノメチョウ科ジャノメチョウ亜科
撮影: 2006.7.4 笛吹市一宮町国分・金川の森にて

 黒と白の同心円でできた伝統的な紋様を「蛇の目」といいますが、
ジャノメチョウ科の蝶では、この「蛇の目紋」が特徴になります。
 ヒメウラナミジャノメは、羽の裏側に、細かな波のような地紋の上に
前翅に大きなのが1つ、後翅には5つの蛇の目紋が見られます。

 林地の縁辺や草原などで見られ、人家の周りもやってくることがある蝶です。
今回は、金川の森公園内の草地で見かけたものです。


メヒシバ [草や木そして花]

名称: メヒシバ
分類: イネ科メヒシバ属
撮影: 2006.6.26 甲府市下今井町にて

 この植物も、どこにも見られるもので、花期も7月から11月ごろまでと
長く見られます。
 子どもの頃、花序(花がつく部分)を引っ張って、茎から抜き取り
“こうもりがさ”などをつくって遊んだものです。


カマキリ [蝶などの虫のなかま]

名称: カマキリ
分類: カマキリ科
撮影: 2006.7.3 甲府市下向山町にて

 ルドベキアの花の上で、獲物をじっと待つカマキリの子どもです。
大きなカマキリは、ちょっと苦手ですが、これくらいなら、何とか扱えそうで・・・


ガマ [草や木そして花]

名称: ガマ
分類: ガマ科ガマ属
撮影: 2006.6.26 甲府市下今井町・新五割川にて

 川や沼のほとりなどの、淡水域の泥地に生える多年草です。

 6~8月に花の時期があります。花は、一つ一つはとても小さいのですが、
集まって花穂を形成し、それがフランクフルトソーセージのような形をします。
葉よりも高く伸びる独特な形の花穂の大部分は雌花で、上の方に雄花がつきます。

 秋になって実が熟すと、タンポポの綿毛のある種子みたいに、
ふわふわと白い綿毛をもった実が風に飛んでいくのが見られます。

 ガマというと、「因幡の白ウサギ」のお話を思い浮かべますが、
傷ついて泣き暮らしているウサギを見つけた大国主命が、
潮気を真水で洗い流した後、ガマの穂にくるまって傷を治す手当をしたということですが、
わが国の薬に関する最も早い記録と見る向きもあります。
 実際、ガマは、花粉が放出される前に採取し、紙の上などで乾燥させると
しばらくして黄色の花粉が採れ、それを乾燥させると蒲黄(ほおう)という生薬になるそうです。
これは、利尿効果のほか、止血作用もあるそうで、昔から白ウサギのような場合の手当に
このガマを用いることが広く知られていたことをうなづかせるものです。
 


アメンボ [蝶などの虫のなかま]

名称: アメンボ
分類: アメンボ科
撮影: 2006.6.26 甲府市下今井町にて

 アメンボも、身近に見られる昆虫の一つです。
身が軽く(体重が小さい)、しかも水をはじく脚で、
水の表面張力を利用する形で水面に浮いて、
水面に落ちた小昆虫などを補食してくらしています。


カブトエビ [季節の話題]

 甲府市南部の下今井町を流れる新五割川の河畔の水田で
田植えが終わり、しばらくしたころの田の底をごそごそはい回るのを
見かけました(6/26)。
 ごそごそといっても水の中なので、そんな音はしないのですが・・・

 一口にカブトエビといっても、カブトエビ科のなかに、アジアカブトエビ、
アメリカカブトエビ、そしてヨーロッパカブトエビの3種が見られるそうです。

 カブトエビは、2億年ほど前から、ほとんど進化がみられないことから、
「生きている化石」の一つとして知られているそうです。
雑食性で、水田の中に生える雑草をまだ小さい内に食べてしまうという
“草取り虫”の役割が期待されているものだそうです。

 田植えが終わったばかりのころの風物詩(かなり地味な)というところでしょうか。


アカツメクサ [草や木そして花]

名称: アカツメクサ
分類: マメ科シャジクソウ属
撮影: 2006.6.26 甲府市下今井町にて

 新五割川の河畔で見たアカツメクサです。

 アカツメクサは、ヨーロッパ原産の多年草で、わが国には牧草としてもたらされました。
シロツメクサによく似ていて、兄弟分として扱われることもあります。
花の時期は、5月から10月頃までと長く、また密を豊富に出すことも知られています。

 この画像を撮影した時は、モンシロチョウが吸密しているのが、
よく見かけられました-6月27日記事(http://blog.so-net.ne.jp/bnvn06/2006-06-27)参照。


アカマツ [草や木そして花]

名称: アカマツ
分類: マツ科モミ属
撮影: 2006.6.26 市川三郷町上野にて

 アカマツは、とても身近な樹木です。
各地の山地や山麓に見られるほか、生活の場の近くにも
さまざまに植えられています。

 アカマツのあり方は、とても人工的です。
わが国では、5世紀頃から急速に増えてきたようで
そのころ半島から伝わってきた須恵器の生産に密接に絡んでいるようです。
すなわち、焼きものの窯の燃料として、よく燃え高い温度を保てること
そうした課題により、人工的に増えていったのだとか聞いています。

 6月12日の「キササゲ」(http://blog.so-net.ne.jp/bnvn06/2006-06-14)は
街路樹としての変わり種ですが、今回のアカマツも街路樹としては珍しい存在だな
と感じられるものです。
 市川三郷町上野の歌舞伎文化公園の前の道路の脇に設けられた街路樹で、
歌舞伎というテーマによくマッチした樹種だなとの感想を持ちました。


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